ベトナム人のエンジニア採用が人気の理由

作成日:2019年11月29日 更新日:2020年1月29日

日本国内では専門の技術者不足が深刻な問題で、採用広告をはじめとした採用活動をどれだけ行ってもなかなか良い人材を獲得できないのが現状です。

 

そのような状況を踏まえ、近年ビジネスのグローバル化が加速するにつれ、技術のあるベトナム人をはじめとした外国人の人材登用が日本でも活発になってきています。特にエンジニアの採用においてはその勢いは増すばかり。中でも急激に増加しているのはベトナムやネパール人の採用です。

 

今回はグローバル化を目指す企業においてベトナム人のエンジニアが人気である理由についてまとめました。

 

ベトナム人の技術者が求められています

親日国であり勤勉な性格

まず国についてですが

 

・正式名称:ベトナム社会主義共和国
・人口:9467万人
・日本からの距離:飛行機で約5時間

 

[参照] 外務省 ベトナム社会主義共和国

 

非常に親日的でもあり、日本語を学んでいる学生が多い事でも知られています。日本語を第一外国語として教育カリキュラムに取り組んでいる学校も多く、日本で働く人材の育成だけでなく、現地の日本企業で働く人材の育成にも力を入れているのです。

 

また国を挙げて技術者養成に力を入れていることもあり、IT技術だけでなく、機械や建設関連のエンジニアを育てる土壌が整っているのが特徴です。2020年までにIT技術者100万人の就業を目標とした教育を行っているなど、その活動は顕著です。そんな優秀な人材を確保するために日本からも多くの企業がベトナムに進出し、現地採用を行っているところもあります。

 

日本には平成30年末の段階で33万人が在留ベトナム人として日本に住んでいるというデータがあります。これは在留外国人の中でも中国、韓国に次ぐ第3位で、多くの人が来日している現状が伺えます。

 

[関連ページ] ベトナム人労働者が日本で働く理由と「給料」について

 

仕事に対する姿勢

日本企業にとって非常に魅力的なエンジニアですが、以下のような特徴があります。

 

若いエンジニアが多い

ベトナムの平均年齢が30歳前後と非常に若さ溢れる国ということもあり、労働者も全般的に若い人材が多いのが特徴です。そのような背景から新しい技術や機械に対しても非常に関心が高く、知識やスキルの吸収も高いです。

 

また世界的にIT技術者の需要が高いことから、ITエンジニアを目指し勉強している人たちが多く、その中でも理数系の大学では専門的なカリキュラムが充実しており、とても人気があります。大学卒業後に日本企業で働くことを目指し、大学の授業のほかに日本語を学ぶためにダブルスクール通いを行っている生徒もいます。

 

自分のスキルを活かせる働き場所を求めている

ベトナム人の特徴として、どこで働くかということよりも自分のスキルをどのように活かすことができるか?という部分を大事にする傾向があります。そのため日本に来て働くということも能力を活かせる場所があるのであれば問題ないという人が多いです。

 

勤勉で真面目だが受け身の傾向が強い

ベトナム人のエンジニアは、非常にまじめで言われた仕事はきちんとこなすという反面、言われたこと以上の仕事をする能力は日本人と比べるとやや劣る面があります。ですからチームリーダーとしてスキルを発揮するというよりは、きまった仕事を淡々とこなしていくことが向いているので、最初のうちは物足りなさを感じることがあるかもしれませんが、徐々に力を発揮すれば非常に戦力になる存在と言えるでしょう。

 

また日本人とは大きく異なる特徴の一つとして、残業や休日出勤などの時間外労働はあまり好まない傾向にあります。とはいえ、納期間近や急な対応を求められた場合には受けてくれることは多いです。

 

[関連ページ] ベトナム人の「高度人材」とは?ポイント制について解説

 

実際の採用時における注意点

 

日本語コミュニケーション

上記で述べたように日本語を学んでいるベトナム人は非常に多いものの、日本企業で働くだけでの日本語力がすでに備わっているかというとそうではないケースが多いと思われます。簡単な日常会話はできたとしても技術的な語彙力が不足しているとコミュニケーションに問題が生じます。

 

しかし、自ら積極的に勉強したりコミュニケーションを取ろうとしたりと、まじめで勤勉な性格の人も多いので徐々に打ち解けていけるでしょう。

 

能力をはかるものとして日本語能力試験(Nレベル)というものがあります。NレベルにはN1~N5までの5つのレベルがあり、N5は一番簡単なレベルでN1が難しいレベルとなっています。N1やN2レベルが理想ですが、エンジニアであれば英語によるコミュニケーションができれば仕事に支障がない場合もあります。ですので、N3やN4レベルだったとしても、採用後に日本語を徐々に覚えてもらうということも可能であれば検討してみるのもよいでしょう。

 

[関連ページ] 外国人を採用する際に日本語能力をどのようにチェックすればよいのか

 

他国も人材を狙っている

非常に親日である国なのですが、ITエンジニアをはじめとしたエンジニアの人材は世界的に人材不足であり、日本以外にも世界中の多くの国が優秀なベトナム人採用を狙っている現状があります。そのため人材も以前に比べて採用が厳しくなってきているのも事実。

 

また日本国内における様々な業種間でも日本語が喋れる貴重な人材として争奪戦が繰り広げられています。今は採用される側のベトナム人が企業側の就業環境や給与面などを比較検討し、働く企業を選ぶ時代だと思ったほうがよいでしょう。

 

雇用条件は日本人と同等にすること

ベトナム人が日本企業に採用されやすい理由は

 

・まじめで勤勉である

・向上心や学習意欲が高い
・親日であり、日本語にも理解がある
・与えられた仕事をしっかりこなせる
・若い

 

といったことが挙げられます。

 

そんな人材だからこそ、採用時の雇用条件は日本人と同様に扱ってあげる必要があります。ベトナム人エンジニアはきちんと専門的な教育を大学などの機関で取得してきた優秀な人材が多く、しっかりと仕事の面で成果を出せば日本人と同等もしくは以上よりも評価をしてあげなければなりません。

 

ただし、入社に関してはきちんと在留資格の有無やパスポートの有効期限などの確認をしましょう。就労ビザに関しては、大学等で学んだ専門分野と日本企業での業務内容に相違がなければ、エンジニアとしての就労就労ビザを問題なく取得することができるでしょう。

 

[参照] 厚生労働省 外国人の雇用

 

まとめ

 

ベトナム人エンジニアは勤勉でかつスキルも高く、安定した仕事を行ってくれることから日本企業において大変貴重かつ人気な人材です。そのため多くの企業から優秀な人材は引く手あまたな状態でもあり、いざ採用しようとしても簡単にいかないこともあるでしょう。

 

そんな場合には、外国人専門の人材紹介サービスの利用をオススメします。現地とのネットワークが豊富な人材紹介サービスなら、優秀な人材に出会うことも自社で一から採用活動を行うより手間暇かからず便利で安心です。

 

外国人を採用するにあたっては人材の確保はもちろんのこと、社内の受け入れ態勢構築も必要になります。
日本語も話せる人が多くコミュニケーションは取りやすい傾向にありますが、それでも異文化コミュニケーションにはトラブルがつきものです。即戦力人材としてエンジニアを活用できるために、しっかりとした受け入れ環境を用意することから始めましょう!


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